賃貸住宅でペットと暮らす

入居前チェックその2

 

次に「寝室」についてです。衛生面を考えると飼い主とペットとの寝室は別にしたいところです。しかしペットが高齢となって介護が必要となったときには、ペットの寝床を寝室に設けた方がいいこともあります。そのため寝室に十分な広さがあるようにしておくといいと思います。

 

「キッチン」も衛生面から考えてペットの出入りを制限したいところです。理想としては扉で仕切ってある独立式のキッチンがいいのですが、賃貸物件の場合なかなかそうはいかないかもしれません。ドアがついているならば、ドアノブはレバー式より握り玉などペットが開けにくいものの方がいいです。賃貸マンションなどでキッチンに扉がない場合には、ペット用フェンスや赤ちゃん用の安全柵などを使ってペットの侵入を制限するようにしてください。

 

「洗面所」ではペットのトイレを置けるスペースがあるか確認しておいてください。洗面所には一般的に掃除しやすい床材が使われているので、ペットのトイレを置くのに適しているのです。

 

「浴室」は事故防止のためにペットの出入りを制限しなければいけません。押して開けるタイプの二枚扉だとペットが体重をかけた拍子に開いてしまうことがありますから、内開きや引き戸などペットが開けにくいものが理想的です。

 

「窓」など空気の導線を確認することも大切です。換気システムのついていない賃貸物件もあります。壁や窓に空気の取り入れ口があるか、窓を開けた時の空気の通り道などを確認しておくといいと思います。

 

「バルコニー」はペットの転落事故の危険性があります。高いところが得意な猫でも転落することがあります。柵がある場合には、幅をチェックして通りぬけ防止策を講じなければいけませんし、縁にあがれないように工夫をしなければいけません。また隣家へ侵入する隙間がないかどうかもチェックしておく必要があります。