賃貸住宅でペットと暮らす

退去時

 

ペットの飼育をするために便利な専用の施設や設備などのサービスは、ペットと共に暮らしたい人にとっては魅力なのですが、その分施設維持のために月々の共益費が高くなっていたり、別途使用施設料が必要になったりすることがあります。

 

そのため賃貸物件を探すときには、施設面の内容や充実度ばかりに目を配るのではなく、利用料などの費用についても確認しておくことが大切です。

 

賃貸住宅の場合、大きなトラブルとなりやすいのが退去時の原状回復についてです。常に掃除を一生懸命していても、ペット独特の臭いや汚れ、床のキズなどはペットを飼っていない人に比べると当然修繕の必要になる箇所が多くなるのは仕方のないことです。

 

ペットの飼育を認めている賃貸住宅では、通常よりも敷金を1ヶ月分上乗せしていたり、1ヶ月分を償却する仕組みになっていたり、退去時に新たに負担が発生しないように配慮しているところもあります。

 

しかし新たに負担を求められることもあります。そのため入居前に確認しておくことが大切で、さらに退去時のことを考慮して準備しておくことが必要です。

 

クロスの張り替えに必要となる目安金額としては、部屋の広さによっても違いますが2万円から30万円くらいだと言われています。広めの部屋の場合には、あらかじめペットが使えるエリアを限定しておくことで、原状回復が必要となる場所を狭くして費用を縮小できます。
このように退去時のことも考慮しながらペットと生活していくことも大切なポイントだと思います。